- 2026-01-25
【結論】
年金はいつから受給するのが得かは、一概には言えません。
理由は、総受給額は早く亡くなると繰上げ受給が、長生きすると繰下げ受給が多くなる傾向にあり、何歳まで生きられるかは人によって不明なためです。
他にも、失業保険受給による年金の支給停止や繰下げ受給開始前の加算部分の支給停止、年金にかかる税金等によって、損得に影響することを考えなければなりません。
では、繰り上げ受給と繰り下げ受給のメリット・デメリットを見ていきましょう。
【繰上げ受給のメリット】
早く年金をもらえることにより、年金収入で老後生活を支えることができます。
また、繰上げ受給すると年金の受給期間が長くなり、早く亡くなった場合は年金の総受取額が多くなります。
繰上げ受給によって年金は減額されるため、年金額が少なくなるというデメリットもあります。
注意点は、65歳までに遺族年金や失業保険を受給した場合など、老齢年金の全部、または一部が支給停止となるため、繰上げ受給によって損をする可能性もあります。
【繰り下げ受給のメリット】
年金額が増えることです。
長生きするほど年金の総受取金額は、65歳で受給するより多くなります。
注意点は、繰下げ受給によって年金開始が遅くなるため、受給開始までは年金収入を得られません。
また、受給開始からすぐに亡くなった場合、受給期間が短くなるため、年金の総受取額が少なくなる可能性もあります。
【繰り下げ受給のデメリット】
受給額が増えることで、税金や保険料が上がり加給年金が受け取れない可能性があります。
他にも、繰下げ後に長生きできないと受給総額が減少する懸念もあります。
【平均余命での受給額シミュレーション】
※図を参照

女性の方が平均余命は長いため、年金受取総額が男性よりも多くなります。
また、平均余命までの年金受取総額は、男女とも70歳繰下げ受給が最も大きくなります。
【まとめ】
繰上げ受給や繰下げ受給にはメリットとデメリットがあり、いつ受給するのが正解なのか?一概には言えません。
年金の受給時期は事前に決める必要はありませんが、いざという時に正しい選択ができるように、年金の基本的な知識を学びましょう。
余談ですが、老後に向けた資産形成は早く取り組んだ方が成果は出やすいため、繰り上げ受給をして投資に回すなど早期に対応することも検討してみては?